Audibleを聴いていても、いつの間にか話が進んでいて何を聴いていたのか分からなくなった経験はありませんか?Audibleは耳で本を楽しめる便利なサービスですが、うまく使いこなせずストレスに感じてしまうこともあります。
この記事では、Audibleを聴いても頭に入らない理由や、集中して聴くためのコツを解説します。記事を読めばAudibleを使いこなすためのヒントがわかり、家事や移動の合間でも読書を楽しめるようになります。
Audible初心者でも聴きやすい「おすすめ作品」も紹介しているので「何を聴けばいいの?」と悩んでいる方は参考にしてくださいね。
Audibleが頭に入らない5つの理由

Audibleが頭に入らない理由は、以下のとおりです。
- 耳からのインプットに慣れていない
- 難しすぎる内容を聴いている
- ナレーターの声が合わない
- 他の作業に気を取られてしまう
- 別のことを考えてしまう
耳からのインプットに慣れていない
Audibleを聴いても内容が入ってこないと感じるのは、耳からのインプットに慣れていないからです。
一般的に、人は以下の2つのタイプに分けられます。
- 目で見て覚えるのが得意な視覚優位タイプ
- 耳で聞いて覚えるのが得意な聴覚優位タイプ
視覚優位の人は、映像や文字で理解することが得意ですが、耳からのインプットが苦手な傾向があります。そのため「Audibleで聴いても内容が頭に入ってこない・・・」と感じやすいのです。
でも、これは“慣れ”の問題です。短めの作品から始めて、少しずつ耳からのインプットにも慣れていきましょう。
難しすぎる内容を聴いている
本の内容が難しすぎると、Audibleで聴いても頭に入りにくくなります。
特に哲学書やビジネス書などで専門用語や抽象的な話が続くと、いつの間にか内容を聞き流してしまうことがあります。情報量に圧倒され「結局、何が言いたかったのか分からなかった…」ということも起こりやすいです。
エッセイやストーリー性のある小説など、気楽に聴ける本から始めるのがおすすめです。Audibleに慣れてから、難しい本にチャレンジしましょう。
ナレーターの声が合わない
ナレーターの声が自分に合っていないとAudibleの内容が頭に入りにくくなります。声が高すぎたり低すぎたりすると、聴いていて違和感を覚えたり、疲れてしまったりすることがあります。
自分にとって「聴きやすい」「心地よい」と感じるナレーターを見つけることが、Audibleを楽しむコツの一つです。
Audibleには声優さんや俳優さんが朗読をしている作品も多いので、気になる本は試聴して、声の相性を確かめてみましょう。
他の作業に気を取られてしまう
他の作業に気を取られていると、Audibleの内容が頭に入りにくくなります。複数のことを同時にこなそうとすると気が散ってしまい、耳からの情報に集中できなくなるためです。
レシピを見ながら料理をしていると、意識が料理に向き、Audibleの内容は聞き流してしまいがちです。スマホで調べ物をしながら聴くのも集中を妨げる原因になります。
Audibleを楽しみたいなら、洗濯物を干す、食器を洗うなど、できるだけ単純で慣れた作業のときに聴くのがおすすめです。
別のことを考えてしまう
つい他のことを考えてしまうと、Audibleの内容が頭に入らなくなります。
「夕飯のおかずどうしよう」などと考えごとに意識が向いてしまうと、聴いていた内容がすっと抜けてしまいがちです。
気づいたときには話が進んでいて「あれ、今どんな話になっているの?」と巻き戻すことも…。そんなときは「今日は1章だけ聴こう」と割り切って聴くのもおすすめです。気楽に楽しむことが、Audibleを続けるコツです。
Audibleで読書を楽しむ5つのコツ

Audibleで読書を楽しむコツは以下の5つです。
- 再生時間が短くて興味のあるジャンルを選ぶ
- 聴きやすいスピードに設定する
- 単純作業をしているときに聴く
- イヤホンを使いわける
- 聴いていて頭に入らなかったら違う本に切り替える
再生時間が短くて興味のあるジャンルを選ぶ
長編作品だと聴き終わるまでに時間がかかり、途中で挫折してしまうことが多いです。最初は30分〜2時間ほどの短めの作品を選ぶのがおすすめです。
また、好きなテーマや知っている分野の本は、頭の中でイメージしやすく理解もしやすいです。たとえば、以下のような本がおすすめです。
- 昔観た映画の原作
- 好きな作家の作品
- 芸能人のエッセイ
まずは自分の興味に合うジャンルの本を探してみましょう。またAudibleを聴く前に、あらすじやレビューを軽く読んでおくと話の流れがつかみやすくなります。
聴きやすいスピードに設定する
Audibleを快適に聴くためには、自分に合った再生スピードに設定することが大切です。
最初は標準の1.0倍速で聴き、慣れてきたら少しずつ1.25倍や1.5倍に調整しましょう。自分が無理なく聴ける速度を探して設定するのが、Audibleを長く楽しむコツです。
単純作業をしているときに聴く
Audibleは単純作業のときに聴くのがおすすめです。複雑な作業をしていると注意が分散し、内容が頭に入りにくくなるためです。
Audibleは、以下の家事をしているときに聴くのがおすすめです。
- 洗濯物をたたむ
- 食器を洗う
- 掃除機をかける
家事の中でも単純作業をしているタイミングを狙ってAudibleを活用しましょう。
イヤホンを使いわける
家事や育児をしながらAudibleを聴くときは、骨伝導イヤホンで聴くのがおすすめです。骨伝導イヤホンは耳をふさがないため、子どもに呼ばれたり、チャイムが鳴ったりしてもすぐ気づけます。また、ランニング中も周囲の音が聞こえる骨伝導イヤホンがおすすめです。
電車や街中、スーパーなどの騒がしい場所では、骨伝導イヤホンだとAudibleの音声が聞き取りにくいことがあります。そんなときは、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使いましょう。状況に応じてイヤホンを使い分けると、どこでも快適にAudibleを楽しめます。
聴いていて頭に入らなかったら違う本に切り替える
Audibleで聴いていても内容が頭に入らないと感じたら、思い切って違う本に切り替えましょう。自分に合わない本を無理に聴いていても集中力が続かず、読書が楽しいと思えなくなってしまいます。
Audibleは数十万以上の作品がそろっているので「これなら最後まで聴けそう!」と思える一冊が見つかるはずです。ぜひお気に入りの一冊を探してみてくださいね。
Audible初心者におすすめの本はエッセイ本!3冊紹介します

Audible初心者におすすめの本はエッセイ本です。エッセイ本は一話ごとに完結していることが多いため、長編小説のように「何の話だったっけ?」ということが少なく、初心者でもAudibleを楽しめます。おすすめのエッセイ本を3冊紹介します。
阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし
「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」は、Audible初心者におすすめの一冊です!
本当の姉妹ではないけれど、顔が似ているということでコンビを組んでいる阿佐ヶ谷姉妹。そんな二人が、それぞれの日常をユーモアたっぷりに綴ったエッセイです。
姉妹の生活ぶりやご近所さんとの交流が描かれており、聴いているとお二人の姿や阿佐ヶ谷の情景が目に浮かびます。お互いにちょっと毒を吐き合うやり取りも楽しく、特に美保さんの視点で描かれる“お姉さん”の話は最高です!
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窓際のトットちゃん(黒柳徹子)
「窓際のトットちゃん」は、黒柳徹子さんの幼少期を描いた自伝的エッセイです。
普通の学校になじめなかったトットちゃんが、自由で個性を尊重するトモエ学園に転校し、のびのびと成長していく様子が描かれています。
ナレーターは、なんと黒柳徹子さんご本人!
聞き慣れた声で感情豊かに読み聞かせてくれるので、話にぐっと引き込まれます。「窓際のトットちゃん」はAudible初心者におすすめの一冊です!
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アンパンマンの遺書(やなせたかし)
「アンパンマンの遺書」は、やなせたかしさん自身の人生観や創作の原点を綴ったエッセイ集です。現在放映中のNHK朝ドラ「あんぱん」をご覧の方におすすめの一冊です。
やなせさんの子ども時代や戦争体験、奥様との出会いや別れ、無名時代の苦労、著名人との交流などを赤裸々に語り、アンパンマンの誕生へとつながっていきます。
自分の気持ちを素直にさらけ出す文章が魅力的で、Audibleで聴いていてとても面白いと感じた作品です。
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Audibleに慣れてきたらおすすめの本3選

Audibleに慣れてきたら、自己啓発本や長編小説を聴いてみましょう。おすすめの本を3冊紹介します。
夢をかなえるゾウ1
シリーズ累計500万部を突破した、日本一読まれている自己啓発小説です。
夢をなくしたダメダメな会社員のもとに突然現れたのは、関西弁を話すゾウの神様「ガネーシャ」。ユーモアたっぷりの会話を通して、成功のヒントを一つひとつ伝えていく自己改革ストーリーです。
テンポのよい会話形式で話が進むので、Audible初心者からステップアップした方にもおすすめの一冊です。
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国宝 上下巻
現在映画化もされている『国宝』の原作小説です。
上下巻にわたる壮大な物語で、歌舞伎役者・喜久雄の数奇な人生が描かれています。映画よりも細やかに人物の心情や背景が描かれているので、映画を観る前の予備知識としても、観た後の深掘りにもおすすめです。
Audible版のナレーターは歌舞伎俳優・尾上 菊之助さん。本格的な台詞まわしで、歌舞伎の世界観に深く入り込めます。Audibleでじっくり聴きたい人におすすめの作品です。
伝えることから始めよう(高田明)
元ジャパネットたかた社長の高田明さんが、家業のカメラ店での写真撮影時代から年商1700億円超の大手通販会社を築き「卒業」するまでの経験をもとに書いた本です。
「伝える」と「伝わる」は違う!商品の良さをどうすればお客様に届けられるか、その姿勢や工夫が詰まった一冊です。
≫「伝えることから始めよう」の口コミをAmazonでチェックする
まとめ:Audibleの初心者にはエッセイ本がおすすめ!

Audibleは耳で読書を楽しめる便利なサービスですが、最初のうちは聴くことに慣れず、内容が頭に入らないこともあります。Audible初心者の方には、気楽に聴けて内容が分かりやすい以下のエッセイ本がおすすめです。
エッセイは、ストーリーや難しい専門用語が少なく、話し言葉に近いので聴きやすいです。まずはお気に入りの作家や身近なテーマのエッセイから始めて、Audibleの楽しさを体感してみましょう。